最近ちょこちょこ小出しにしている、ゼオスキンのパルス療法について、患者様やドクターにも聞かれることが多いので、少し情報をまとめながら書いてみたいと思います。
医学的に、パルス療法、というのは、薬を使う期間と使わない期間を周期的に繰り返す方法、もしくは、短期間に大量の薬剤を集中的に投与する方法を指すことが多いと思います。
ですので、ゼオスキンのパルス療法、というのは、
ゼオスキンの薬剤の中で、一番反応を出すトレチノイン と トレチノインの効果をしっかりと出すためのミラミックス、を、
週に1回、1回で3日分、使用する方法になります。
野本先生によりますと、ゼオスキンパルス療法は、
① レチノイド反応が気になり治療に踏み切れない方のための治療バリエーションのひとつ、あるいはセラピューティックでレチノイド反応がほとんどない人が効果を高める方法として考える。
② パルス療法前はレチノイド反応や湿疹がない状態で開始する。
③ 3日分使用するのはトレチノインとミラミックスのみ、あるいはレタマックスのみで、1日外用してやめる。
④ 3日分外用した翌日からは、保湿(ヒルドイドソフト)程度にするか、反応に余力があるひとはバラトーン、ミラミン、デイリーPDなどを使う。
⑤ 反応がピークを越えて、つるっとした効果を感じてから、次のパルスをかける。人によって1週後、10日後など様々。
⑥ この方法のよいところは、いつもむけづつけないので治療が楽だということと、トレチノインの耐性ができにくいので毎回効果がでやすいということ。
パルス療法の反応の出方としましては、パルスをした日の夜をゼロ日とすると、3日目に大剥け日がやってきて、4日目もその名残で少し剥けます。そのほかの日も、少し赤みは出ると思いますし、個人差もあって、結構赤みが出る人もいると思いますが、剥けは、3日目と4日目が目立つ程度だと思います。
つまり、平日は仕事もあって、剥きたくないけど、土日は剥いても大丈夫、という方は、水曜日の夜にパルス療法を行い、土曜日に大剥け、日曜日に小剥け、あとは赤みをメイクでごまかすという感じで、ある程度つるっとした効果を感じたらまた水曜日にパルス、を繰り返します。
私は、今はセラピューティックで毎日剥いていますが、1月末あたりから週末に東京出張が増えてくるので、平日は剥けてもいいけど土日には剥きたくない、ので、その場合は日曜の夜にパルスをかけ、水曜と木曜に剥けて、日曜はツルツルで迎えます。
しばらく出張がないときは、連日使用することができます。
私が、大剥け日、としてブログに写真を載せたかなり剥けている写真は、通常のパルス療法の反応ではなく、
パルスをかけた翌日、翌々日も少しトレチノインを使用したため、大きな反応が出ているわけです。w
このとき、私は、3日連日でトレチノインを使用し、3日目の大剥け日以降は、ヒルドイドの保湿のみでしばらく過ごしました。なんせしみるので。しみる感じが落ち着いてきたら、バラトーン、ミラミン、デイリーPDを使用していました。それでも6日目の小学校のクラス会にはツルツルで行けましたよ。
ただ反応には個人差がありますので、ご自身のパルスの反応を、予定のないときに試してみられると良いと思います。
長くなってきたので、パルス療法の効果について、次回語ります。。。
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