先週末に参加した、ハイドロフィリック研究会についてです。
ハイドロフィリックというのは、アクアフィリングやアクアリフトなど、ヒアルロン酸とは違う注入剤で、現在当院で豊胸をご希望の患者さまにオススメしているものです。
ヒアルロン酸よりも感触も見た目もやわらかくとても自然で、３〜５年の持続性があり、注入の侵襲もとても小さいので、すごくいいものだと感じていますし、
私も授乳が全て終われば、自分に入れたいとずっとずっと思っているものです。
少し前から、そのハイドロフィリックの安全性について様々な議論が生じ、最大悪のアクアミド注入剤のような注意喚起が出され、そういった情報に私たち医師も困惑しているような状況でした。
私は当院に導入するときにしっかりと勉強して納得して、自分にも近い将来注入するつもりで、自信を持って日々診療していますが、
だからこそ現状をしっかり把握しておく必要があると感じ、この研究会に参加してきました。
この研究会は、こういった注入剤の販売元が行なっているのではなく、医師が集まって、その製剤の情報や使用経験などを共有しようというものです。
とてもいいものだからこそ、心から、その製剤が正しい知識と技術で使用されるべきだと思うその思いで、みんな集まって勉強しています。
悪者のアクアミドと、このハイドロフィリックジェルがどう違うのかを理解するためには、その化学構造を理解する必要があり、
たくさんの化学式、アミド結合やら共有結合やら水素結合やら、頭がビックリしていましたが、
とてもよく理解でき、まったく別のものであること、安心して安全に使用できるものだという理解が深まりました。
豊胸術においてはヒアルロン酸よりも良いものだと思っていますので、これからも自分にも、使用していこうと思いました。
患者さまにも全ての情報を開示して説明していきたいと思います。
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