今日は74歳の眼瞼下垂症手術のご紹介です。
まぶたが重く、普段アイプチしてごまかしているから、それをすっきりさせたい、ということでご来院いただきました。
左目の開きが悪く眼瞼下垂症が存在しますが、ご本人はそれは気にしたことなかった、かぶっているのが気になっていた、ということで、
たるみとり含む両側眼瞼下垂症手術を保険適応にて行いました。
術前
1ヶ月
とっても自然に左右ともきれいになっています。
たるみ切除幅は6mmです。
左は、眼瞼挙筋の前転短縮だけでは開きが右と一致せず、
結膜とミュラーの間も剥離して、腱膜とミュラーを一塊にして前転し、左右差なく終了しました。
ななめ
術前 やや角度違います。
1ヶ月
ご本人は、目はとーーっても開きやすくなったし、とっても快適。本当に目が開けるのがラク。
そやけど、欲をいえばもうちょっとたるみとってほしかったわ。
ということでした。(笑)
たるみは、たくさんとると不自然な感じが出てきますし、ご年配の眼瞼下垂症手術でも、自然で美しいのが一番なので、
機能的に良くするのはもちろんですが、自然に美しくなるように、デザインしています。
保険適応だとたるみをとってもらえない、というところもあるようですが、
目の開きが良くなる分のたるみはとらないと、美しさだけではなく機能的にもよくありません。
かといって、欲張らないのが大事です。(笑)
御写真のご提供、ありがとうございました。
74歳になっても美しく、素敵ですね。
眼瞼下垂症手術
【術式】
局所麻酔下 皮膚眼輪筋を適量切除
挙筋腱膜とミュラー筋の間を剥離し挙筋腱膜を前転 瞼板に固定
(今回左はミュラーと結膜の間を剥離しミュラーと挙筋腱膜を前転固定)
前転した腱膜断端と睫側眼輪筋を縫合し重瞼作成
縫合
【リスク・副作用】
術後の腫れ、痛み、内出血、過矯正、目の開き&二重の左右左、傷痕、
ドライアイ、視力の変化、眼瞼痙攣
【手術費用】
保険適応 (この方は2割負担 負担上限両目で18000円)
自費の場合 30万円(税別)