ワキの汗やニオイが気になる季節になってきました今日は、ワキ汗やニオイの治療についてご紹介したいと思います。まず、ワキの汗はエクリン汗腺から出るいわゆる普通の汗と、アポクリン汗腺から出るニオイの元になる汗の2種類があります。エクリン腺は全身に分布しますが、脇や手のひらなどにもたくさんあります。アポクリン腺は、ワキ、外耳道、乳輪などにあり、特有の臭いがあります。アポクリン腺が多いタイプは遺伝するために家族歴があり、耳アカが湿っている、思春期あたりから気になってきた、などの特徴があり、ワキガ(腋臭症)と呼ばれるタイプです。ワキ汗の多汗なのか、ワキガの臭いなのか、どちらの汗が気になるのか両方なのか、それによって対処法が異なります。当院で行っている治療法として、簡単なのから並べると、1、医療用制汗剤 パースピレックス2、ボトックス注射3、ミラドライ4、手術があります。多汗の場合、1.2.3からワキガの場合、1.2.3.4からそれぞれのメリットデメリットをふまえて治療を選んでいただきます。1.2は、どちらもエクリン腺からの汗を止める治療です。エクリン腺からの汗が減ると、菌が繁殖しにくいのでワキガの臭いもかなり軽減しますので、臭いが気になるタイプにも効果があると言えます。ボトックスは半年から1年に1回、ワキへの注射が必要なので、痛みが苦手な人や費用を抑えたい人、妊活中の方にはパースピレックスがオス続きをみる
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