知識の整理もかねて、私が勉強になったことを報告します。
今回は、トレチノイン系の内容も多かったので、勉強になりました。
ボディの色素沈着を含めたトレチノインハイドロキノン療法や、当院でも取り扱っているCDトレチノイン、さらにはゼオスキンについて。
トレチノインを用いた治療では、その耐性を考える必要がありますが、生理活性の強いものは耐性ができやすいが、弱いものは耐性がつきにくいということでした。
ボディに使用するような0.4%のトレチノインは、2か月で耐性を獲得するので休薬に入る必要があるのに対し、CDトレチノイン(当院で使用しているような0.05%や0.025%のもの)では、休薬しなくても24か月はぐんぐんと良くなるということでした。
当院では、CDトレチノインも、2か月でいったん休薬していただいて、ハイドロキノンのみのご使用を、という方法で使用いただいておりましたが、2年も休薬しなくてそのまま使えるんですって!さっそく、その使用方法にしたいと思います。
ゼオスキンのセラピューティックのプログラムも、18週間のプログラムですが、オバジ先生は、やはりトレチノインの耐性により、5ヶ月使用後は耐性のできにくいレチノールに変更するほうが良い、ということでした。
なので、18週間のセラピューティックのあとは、メンテナンスに一度移行するほうがよさそうですね。
また、野本先生は、夕方のムケがつらいときは、敢えて夜ではなくて朝の8時にトレチノインを使用することで、最大のムケの時間を夜中の2時にもっていく、など、おもしろい工夫をされていました。
朝は比較的大丈夫でも、夕方になると、ボロボロになりますものね。
会食など、夕方ごろに予定があったりすると困りますので、そんな使用方法も良いですね。
また、予定などがあって、皮むけや赤味などのハードなリアクションをさっとひかせたいときは、越婢加朮湯を処方すれば、炎症や熱をとりさってくれて、早く落ち着かせることができるということで、これもさっそくとりいれようと思いました。
そして、私、最近、機械欲しい熱が高いので、いろんな機械についてのセミナーがとっても勉強になって楽しかったです。
また、爪白癬や、巻き爪、尋常性疣贅に対するロングパルスYAGレーザーでの治療の報告が多かったです。
当院でも爪白癬には、時々ロングパルスYAGレーザーを照射していますが、照射のパラメータなどもたくさん参考にできるものが出てきていて、自信をもって治療がしていけるかな、と思ったのと、近日、爪白癬の外用薬クレナフィン®爪外用液10%が発売になるはずですので、どちらの治療も100%ではないとしてもそれを併用することによって、内服せずにも爪白癬を治療していけるようになる!と思いました。
外用とレーザーの併用で、より効果的な治療をしていきたいな~。
と、まぁ、まだ知識の整理がついていないところもあるのですが、少しずつ整理して応用できるところは応用していきたいと思います。
個人的には、キュテラのエクセルVが、おもしろそうで、欲しくなりました~。買えないけど~~。(笑)
今日は字がいっぱいのブログになっちゃいました。
美容皮膚科学会でもらえるエコバッグ。
ハイフ(高密度焦点式超音波照射法)の宣伝バッグかと思ったら、普通に皮膚って読んでいいみたい!(笑)
かわいい♡
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