鼻やアゴの輪郭形成には、どの製剤よりもクレビエルコントアが最適です。
５０ｍｇ/ｍｌという世界最高濃度で、非常に硬く、骨やプロテーゼなどの固体がそこにあるかのように存在します。
注入できるプロテーゼと言っても良いかもしれません。さらには、自然に吸収され、もしくは不必要な場合はヒアルロン酸溶解剤で溶解することができます。
クレビエルプライムは、３３ｍｇ/ｍで、コントアと比べてしまうと濃度が低いように感じられるかもしれませんが、通常一般的に使用するヒアルロン酸注入剤が約２０～２５ｍｇ/ｍｌなのと比べると、高濃度となります。
高密度、高濃度であるので、モチが良く、また高密度化によって架橋剤が非常に少ないのも特徴です。
また、粒子のサイズが１２５μmと小さく、粒子が小さいということはボコボコになりにくいということです。
また粘性が高く、少量でのボリュームアップが可能です。
コントアは非常に硬く広がらず、その部位で形を造るので、形をたたせたい鼻やアゴには良いですが、ある程度面でいれ、なじみも必要な額などには硬すぎます。
そこで額やこめかみにプライムが良いということになります。
少量で持ち上げができ、粒子が小さいので非常に繊細に注入が可能で、仕上がりが美しいです。
プライムを涙袋に使用されているドクターもいらっしゃいます。決して硬いという表現は当たらない、ということです。
私は、涙袋にプライムを用いたことはないですが、自分が額にいれた個人的な感想としては、硬い、です。
でも私は、この硬さこそが、他のヒアルロン酸では出せないものだと感じ、感動しました。
昔モデリスを入れたときのブログにも少し書いていますが、もこもことする感じ、と表現していますが、ぐーっと押さえると、その部分が指の形にへこむような感覚がありました。
プライムは弾性も高く、押す力に反発し、変形しないので、その感覚はありません。鼻筋に入っているコントアなんて、コリッコリの固体として認識されるほどです。
自分が硬さとして感じたくない部位には入れないほうが良いかな、と思って、今のところ額、こめかみのくぼみ、に使用していく予定です。
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